鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所
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腰痛は、ヒトが直立し二足歩行をするようになってから、腰部にかかる負担が大きくなり生ずるようになった、と言われています。つまり四つ足で歩き走っている時の脊柱(背骨)には掛からなかった体重が直立することによって腰にかかるようになったと言うことです。
でも最近の高齢の犬では腰痛や、はたまた腰部のヘルニアで歩けなくなると聞いています。ですから「直立することによって」ということがチョット怪しい気もしています。
それでも立っている時の腰への負担はやはり大きく、骨盤が上体を支えているのは間違いありません。大きな動きをする上半身を、腰部はその時々の姿勢や動きに対応しています。
多くは「筋肉や靱帯(じんたい)を傷めた結果」です。しかし他にも骨組織の問題や神経系、消化器系(内臓)の病気が関わっていることもあります。
筋肉や靱帯の組織の損傷
腰痛は、私が扱う中で最も多いものですが、いまだにむずかしい症状です。起こる原因はいろいろありますので、手による治療で扱える範囲は限られます。
第一に考えられる原因は、筋肉、靱帯です。ただ問題は腰部に限らず、全身、特に下肢(足)が関係します。
次に考えられる原因は、脊椎(背骨)それ自身です。特に高齢の方に多い「圧迫骨折」、背骨への感染症、内臓などからの背骨への転移性ガンがあります。これらには注意深い質問が重要です。また画像診断などの検査が必要となります。
そして神経自体に問題が生じた場合です。代表的なものは「椎間板ヘルニア」の初期症状です。また腫瘍(しゅよう)や血腫(けっしゅ)などが脊髄を圧迫したケース、神経自体の病気も考えられます。
また関連痛と言って内臓の病気が腰の痛みを引き起こすこともあります。
ですから腰痛のみではなく、伴って起こっている症状を詳しく知らねばなりません。
急な腰の痛みで立っているのもツライ
それまで何ともなく動くことができていたが重い物をもってギクッなった、くしゃみをして痛くなった時などは原因が筋肉や靱帯であると思われます。
しかしこのように急に傷めてから数日間は残念ながら徒手的な療法に大きな効果は期待できません。なぜなら筋組織や靱帯の中にキズができているからです。
この急性期は炎症が起こります。キズの修復の第一段階には数日間かかります。この時は安静と冷却(湿布薬など)が適応となります。また無理に動くと返ってひどくしてしまうことも心配です。
ただこの最悪の状態は3日間程度で治まります。それは筋肉の中のキズが一応の修復を終えるからです。また「まだ痛い」からといって寝てばかりいては返って治癒(ちゆ)過程を妨げます。徐々に体を動かすことですね。この段階ですと、できることを探りながら徒手的な治療を行います。
また圧迫骨折、急性期の椎間板ヘルニア、内臓からの関連痛(腎結石や腸の炎症など)も徒手療法には適しません。
身体の柔軟性は大切です。
基本的に筋肉や靱帯を傷めているときになります。
先に書きました「急性腰痛」でも、初期の「激痛期間」が過ぎましたら積極的に治療すべきです。
キズの本体自体にはあまり大きな刺激を加えることはできません。体の広範囲が関係しますので、その傷めた筋肉に負担をかけている体の他の部分、多くは足からの影響なのですが、そのような箇所を探し出して間接的な効果を与えます。
次第に症状が治まってきたら、傷めている部分へ直接的な手当てをして修復を図ります。
これ以外にも慢性の腰痛があります。急性腰痛でも、日常的な動作でも起こしたようなときは、「慢性的な腰痛の急性期」と考えられます。つまり腰部の筋肉が慢性的に「疲れている」状態です。
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