鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所
愛知県名古屋市西区城西3−21−17 離屋会館1階
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新年・神慮・赤心 令和五年 元旦
伊吹山中腹より東を臨む
球児、新春
(令和5年1月8日、万場大橋付近)
自分の姿を鏡で見たり、他の人からの言われたりして左右の骨盤の高さが違うことに気付きます。もしくはズボンの裾の片方が「長い」と感じたりします。これには骨盤から腰椎に付いている「腰方形筋」の片側が固くなっていることに関係します。この筋肉は骨盤の上部(腸骨稜)から腰椎や第12肋骨に付着し、体をその側に傾ける働きをします。同時に中殿筋などが働き、骨盤を反対側に押し出します。その結果「骨盤の高さの違い」が生じます。腰方形筋は腰部の深い所にありますので、ゆっくりと押圧を加えていく事により改善を図っています。
春を待つ
(令和5年3月5日、千代田橋付近)
胸鎖乳突筋は、頭部側頭骨乳様突起下部から鎖骨、胸骨に着いています。顎を前に突き出すと、首の前部両側に浮き出てきます。この筋肉が緊張し硬くなっていると、側頭部の痛み、顎関節の不調、後頭部の重さ、頚部の疲れ感、顔面の側方の傾き、肩凝り、肩関節の可動制限などが生じます。またこの筋肉の下には頚神経叢、腕神経叢、総頚動脈があり、神経の働きと血液循環に影響を与えます。耳の後ろにある乳様突起を軽く押すと痛みがある時は、この筋肉が疲れているようです。優しくほぐすようにして改善を図っています。
薫風に泳ぐ
(令和5年5月3日、印場橋付近)
口を大きく開ける時や食事の際に、顎関節に痛みや音がするという症状は、顎関節症と言います。これは関節の中にある関節円板(軟骨)に過度な負担が掛かり、この円板自体と周囲の靭帯が傷んでいる状態です。「噛む」時に使われる筋肉群(咬筋、側頭筋、内外の翼突筋など)、顎関節周囲の靭帯、そして頚部の筋肉を検査して、適切な状態にする必要があります。また症状のある側だけではなく、反対側の顎関節にも問題がある場合もあり、詳しく調べなければなりません。虫歯などは歯医者さんにご相談を。
真夏の勇気
(令和5年7月16日、千代田橋付近)
殿部から足にかけて痛みや感覚の鈍さを訴える方が多数います。整形外科を受診し「脊柱管狭窄症」や「腰部のヘルニア」と診断されます。確かにこれらによる症状なのですが、原因が他にもあると思われます。それは仙腸関節の慢性的な捻挫状態で靱帯が硬くなる、殿部の筋肉(中殿筋、梨状筋など)や大腿後面の筋肉(半腱様筋・半膜様筋、大腿二頭筋)が傷んでいる、などによっても似たような症状が発生します。加えて膝関節や足首の状態が長年悪く、股関節、殿部や大腿の筋肉に負担を掛けていることもあります。総合的に判断して、その人にとって必要な手当てを探っています。
晩夏、静寂
(令和5年9月3日、瀬戸市海上の森)
朝起きた時、長く立っている時、歩く時などに踵(かかと)から足の裏(足底)にかけての痛み。整形外科を受診して「足底腱膜炎」と言われます。ストレッチをしても改善しないので、困っている方が多数います。足関節の動き、下腿から足底へ行く筋肉群、足部内にある筋肉群や靭帯が関係します。私が特に注目している事は、下腿の脛骨と腓骨の間にある関節の可動性です。固くなると足関節の動きを制限し、足底へ行く筋肉(後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋)の働きに負担をかけます。同時に下肢全体の状態を見て、足底の症状の改善を図ります。
望月冷涼
(令和2年11月1日、名古屋高速赤とんぼ橋付近)
肩凝りには多くの人が悩んでいます。肩甲骨の上部にある棘上筋という筋肉は上腕に行き、腕を持ち上げる時、最初に働きます。この棘上筋から肩甲挙筋に繋がりがあり、頚部の横に向かいます。また背中から板状筋という筋肉がやはり頚部に着いています。つまり腕で物を持ち上げる時、棘上筋から肩甲挙筋また板状筋が働き、段々と疲労し肩凝りを起こしてしまいます。この他にも多くの筋肉が関係し、全体を診ていく必要がありますが、棘上筋の状態の改善が、肩凝り解消の一助となりそうです。
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