鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所
愛知県名古屋市西区城西3−21−17 離屋会館1階
受付時間(予約優先):午前9時~12時30分、午後3時~6時30分
休診:日曜日(全日)、木曜日・祝日の午後
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052-522-7472
日本カイロプラクティック徒手医学会名古屋支部の活動をご紹介します。
平成14年6月に第1回の勉強会を始めました。この勉強会の目的は、カイロプラクティックや徒手療法一般について、臨床に携わっている人たちに対する学術面への啓蒙です。日々の治療ではどうしても技術的な面に偏ってしまいます。しかし基礎的な解剖学や生理学を理解し、臨床的な筋肉学や神経学、内科学にできるだけ精通しなければならない。ですから、テクニックも重要ですが、それを支える学術的な(ある意味面倒な)内容を含んだ形での勉強会を目指しています。
発表者は主に、日本カイロプラクティック徒手医学会の会員の方々です。日々の仕事で疑問に思ったことを調べたり、多くの徒手医学や基礎医学の書籍から学んだこと、めずらしい症例に出会い苦労したことなどなど、徒手療法に関係することでしたら内容は自由です。
そして日本カイロプラクティック徒手医学会の学術大会での発表を目指して頂きたい。そのいわば練習の場として活用して頂きたいと思っています。
また、著名な先生やエキスパートの治療家をお招きしての講義も予定しております。
主として当学会の会員の方を対象としていますが、会員外の方の参加も受け入れております。詳しくは名古屋支部事務局へお問い合わせ下さい。
当ホームページでは、近々予定している勉強会の日程や場所、発表者と内容などを紹介しております。また私(鈴木)が過去に発表した内容の一部を掲載する予定です。徒手医療に携わる方にとって多少なりとも参考にして頂けたら、と思っております。
勉強会の問い合わせや参加申し込みは、メール(office@inachiro.com)、またはお電話(TEL/FAX0564-31-7772)で事務局までご連絡下さい。
事務局住所 〒444-0937 岡崎市島坂町川田64-1 稲垣まで
お詫び:しばらく名古屋支部の活動(勉強会)は休止することになりました。再開の際にはまたこのHPに掲載いたします。(平成28年6月7日)
お礼:第18回学術大会は阿知波大会長の下、名古屋支部一丸となって準備運営にあたり、無事盛会の中、終了いたしました。発表者、関係者の皆様にお礼申し上げます。
お知らせ
日本カイロプラクティック徒手医学会が一般社団法人「日本カイロプラクティック徒手医学会」に移行することに伴い、名古屋支部も運営形態を一般社団法人に合致するよう「模様替え」を行います。今後の活動については近々運営委員で話すことになっています。活動再開となりましたらこのHPにてお知らせします。(平成28年11月8日)
左から北川、原、稲垣、伊藤(委員長)、鈴木、木村、南部(平成27年5月31日撮影)
第43回勉強会は平成28年5月29日(日)、30日(月)、木曽駒高原の木曽文化公園第三会議室および森のホテルにて一泊で合宿勉強会を行いました。多数の参加者を得て、盛大に行われました。また夜を徹してカイロプラクティックについて語り合いました。
平成28年度は今後の勉強会の予定はなく、10月にある学術大会開催に向けて、全精力を注ぐことになりました。
(平成28年6月7日掲載)
◎5月29日(日)12:00〜
「末梢神経をTRACE 2」
鈴木喜博 DC(スズキ・カイロプラクティック)
1月勉強会(第42回)の続きとして、『末梢神経マニピュレーション』(科学新聞社)の内容を勉強する。末梢神経の絞扼障害などについて腰神経叢、仙骨神経叢から3つほど神経を取り上げ、その解剖(根レベル、走行路、支配筋肉や領域など)と対処法について勉強してみたい。
◎5月29日(日)13:00〜
「頚胸移行部の問題とその矯正」
稲垣睦人(稲垣睦人カイロプラクティックオフィス)
下部頚椎から上部胸椎にかけては一般的なカイロプラクティックテクニックでの矯正が難しい部位である。しかし臨床的には問題があることも多く、治療効果も高い部位でもある。
今回はこの頚胸移行部の問題が体にどのような影響を与え、どのように矯正するかを紹介したい。
◎5月29日(日)14:30〜
症例カンファレンス「幻肢痛の1症例」
大原小百合(Lily整体院)
◎5月29日(日)15:30〜
「米国アトランタAO研修を終えて」
北川勇介(北川カイロプラクティック)
アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティックの本場であるアトランタでのセミナー参加報告やオフィス見学の様子を写真や動画なども含めてご報告します。
◎5月29日(日)宴会の時
「POWER OF CHIROPRACTIC -VIDEOで見るカイロプラクティックの世界」
原 浩之(はらカイロプラクティック治療室)
カイロの歴史、世界のカイロ大学(4ヵ国)、豪州ドクターの症例ビデオ、巨匠Dr.ガンステッドの貴重なアジャストメントビデオ、カイロプラクティック神経学の創始者Dr.キャリックなどのビデオでカイロプラクティックワールドに招待します。
◎5月30日(月)10:00〜12:00
「徒手療法家から見たPTSDの神経生理学的解釈 −生物系統発生学からみたトラウマ」
伊澤勝典(璃楽院院長、長野県伊那市)
精神心理学を専門とし神経学にも精通する治療家、伊澤先生の講演です。
自律神経系統は交感神経、副交感神経のバランスから生体恒常性を図るシステムと従来は考えられてきた。自律神経系全体を社会神経、交感神経、副交感神経の3つの神経が一体となって、環境への対応危機管理を担うと考えたのがポージェス博士の理論である。社会神経系は三叉神経、顔面神経、舌咽神経、副神経と迷走神経から成り立ち、他者と関わる神経とする概念である。迷走神経の発生学的コンセプトを基に神経生理学解釈からトラウマ現象を紐解き、PTSDへの臨床を考察する。
(平成28年5月11日、発表者順番変更、掲載)
第40回勉強会 平成27年5月31日(日)終了しました。
第41回勉強会(第4回名古屋支部特別セミナー) 平成27年8月30日(日)
多数の参加者の得て、無事終了しました。
第42回勉強会 平成28年1月31日(日)
充実した内容の勉強会でした。これで今年度の日程を終了しました。
日 時:平成28年1月31日(日)午前10時00分〜午後4時00分
場 所:名古屋国際会議場 会議室135
◎「末梢神経をTRACE 1」 10:00〜11:00
鈴木喜博 DC(スズキ・カイロプラクティック)
8月の勉強会(第41回)では「末梢神経マニピュレーション」(科学新聞社)を基に末梢神経の解剖と生理を復習し、軸索輸送の重要性や末梢神経の機械的損傷の基本を学んだ。今回は実際の臨床において、絞扼障害と思われる症状を呈している個々の末梢神経にどのように対処したら良いのか勉強してみたい。かなり広範囲に及ぶため、今回は頚神経叢、腕神経叢から3つほど取り上げる。また次回(5月を予定)には腰神経叢、仙骨神経叢に関連する神経を予定している。
◎「経産婦の尿漏れ」 11:10〜12:10
一柳 実(一宮カイロプラクティック・センター)
通常分娩で出産した女性の中にも出産の後遺症といえる問題があります。その中で出産後数年以上を経て起きる症状に「尿漏れ」があります。「尿漏れ」がどの様に起きて、どの様にすれば防止できるか考えてみました。
◎「頚部と足と重心操法」 13:10〜14:10
荒川惠史(カイロプラクティック・リサーチセンター荒川治療院)
かつて身体均整協会の重鎮であった九州の山本宣良先生のリモコン操法を重心というフィルターを通して再考察してみます。
◎「カイロプラクティックと活法」 14:20〜15:20
南部 徹(南部カイロプラクティックセンター)
カイロプラクティックと活法の融合性と共通点に関して考察していきます。
◎「症例カンファレンス・突発性難聴について」 15:30〜16:00
本多りえ(りえ整体室)
突発性難聴は一般的に片側性で反復しないという症例の方が多いです。しかし最近、両側性の難聴なおかつ再発してしまった方が来院されました。このような症例について様々な検査をして考察し、施術した経緯を報告します。
(平成27年12月22日掲載)
日時:平成27年8月30日(日)午前9時30分〜午後4時30分
場所:ウインクあいち http:www.winc-aichi.jp/ 1104室
特別講演 Dr.ホルダー講演
◎「トーンのサブラクセーションに基づくカイロプラクティック」 13:30〜16:30
Dr. Jay M. Holder DC, MD, PhD(プロフィールは下記に掲載)
D.D.パーマーは「私はカイロプラクティックをトーンにもとづいて発見した」と言っている。トーンとは環境に存在する振動(周波数)である。三次元空間に於ける全ての情報交換は周波数によっている。これは私達の体内でも同様である。トルクリリーステクニックはオリジナルの考え方を大切にした脳報酬カスケード及び報酬欠陥症候群の科学的サブラクセーションモデルにもとづくカイロプラクティックである。
◎「末梢神経の解剖と生理、および機械的損傷の復習」 09:30〜11:00
鈴木喜博 DC(スズキ・カイロプラクティック)
今回は「末梢神経マニピュレーション」(科学新聞社)を基礎に復習したい。特に末梢神経の解剖は何度勉強しても、その度に新たな気づきがある。また生理についての理解は、臨床で患者さんへの説明に役立つことであろう。
また以前「末梢神経絞扼障害」(金原出版)を参考に、その内容を紹介した。今回はこの障害の復習とともに、末梢神経の血管支配がどのようになっているか、他書の内容を加えて臨床における対応を考えてみたい。
◎「上肢筋膜と体幹可動域の関連」 11:15〜12:45
阿知波正人(カイロプラクティック快晴堂)
姿勢制御から見ると、布などの不安定なものであっても、指先が軽く触れるだけで直立保持姿勢に安定をもたらす。アナトミートレインでは上肢のラインと体幹のラインは直接はつながっていないようであるが、全身の組織が切れ間なく連続していることを考えると関連性はあると考えられる。
そこで、上肢特に正中神経、橈骨神経、尺骨神経の通路を確保している上腕内側及び外側筋間中隔とこれらに影響を与えていると考えられる、前腕や上肢帯の筋・筋膜・骨間膜などの緊張部位(硬結や圧痛部位)を手技によりアプローチをかけ、体幹の可動域(FFD)にどのような変化が出たかを調べたので報告する。
(平成27年6月28日掲載)
鈴木 「末梢神経の解剖と生理、および機械的損傷の復習」発表風景
遠藤光政DCとツーショット
8月30日名古屋支部勉強会
日時:平成27年5月31日(日)午前10時〜午後4時
場所:ウインクあいち http:www.winc-aichi.jp/ 1009室
特別講演
◎「前方滑り症候群」 13:00〜16:00
榊原直樹DC, PhD, DACBSP, CSCS、
岐阜大学大学院医学系研究科非常勤講師、医学博士(スポーツ医学)
(スポーツ医学&カイロプラクティック研究所所長)
前方滑り症候群は、肩関節や股関節のような球関節において認められる症状のことです。本講義では、この症候群の発生機序を筋肉、関節、神経の三つのアングルから解説し、それぞれの構造に対する対処法について具体的に説明していきます。当日は徒手的なアプローチ法の実演、さらに運動療法についてもご紹介していきます。
◎「上肢の運動制御」 10:00〜11:00
鈴木喜博BS, DC(スズキ・カイロプラクティック)
3月の勉強会では「筋骨格系と神経系の接点」として、筋紡錘、腱紡錘(ゴルジ腱器官)や固有受容器からの情報がどのように中枢神経系へ伝達されるか、また姿勢がどのような中枢神経系のシステムで制御されているのか、について紹介した。今回はその続編として、「モーターコントロール(医歯薬出版)」から上肢の運動制御について紹介したい。日常的に行っている「手を伸ばす」「物をつかむ」という動作が、如何に精妙なシステムで構築されているかは驚くばかりである。そのような複雑な運動であるが故に、時に不調となる。カイロプラクティックもしくは徒手的療法によって、何を改善できるのかを考えてみたい。
◎「内科的問題に対するアプローチ2」 11:10〜12:10
原 浩之BCSc(RMIT Univ.)(はらカイロプラクティック治療室)
前回の発表ではカイロプラクティックにおける内科的アプローチ概要を紹介しました。 今回は我々の臨床において比較的遭遇することが多いと思われる消化器機能障害の問題に焦点を当て、神経学的・解剖学的なアプローチを紹介します。
(平成27年4月2日掲載)
鈴木「上肢の運動制御」発表風景
日時:平成27年3月29日(日)午前9時30分〜午後4時30分
場所:ウインクあいち http:www.winc-aichi.jp/
特別講演
◎「膝の検査と治療」13:30〜16:30
中川貴雄DC(中川カイロプラクティックオフィス)
日本カイロプラクティック徒手医学会 会長
膝はあいまいな治療を行ってもなかなか思ったような効果の出にくい部位です。
しかし、正確な検査とそれに基づいた治療を行うと大きな効果の表れる部位でもあります。
今回は、膝のモーション・パルペーションとモビリゼーションを中心に、膝の障害を例に挙げながらお話ししたいと考えています。
◎「筋骨格系と神経系の接点」9:30〜11:00
鈴木喜博DC(スズキ・カイロプラクティック)
昨年6月と8月の勉強会では、筋、腱、靱帯損傷の回復について発表した。その中で簡単に筋、腱、靱帯からの知覚/感覚について触れた。それらは筋紡錘やゴルジ腱器官、関節受容器からの情報で あり、神経系はこれらの情報に基づき姿勢や運動を制御している。今回はこの感覚受容器の基本的な解剖学と生理学を復習する。また「モーターコントロール(医歯薬出版)」から運動制御の理論を紹介する。できれば筋骨格系に存在する障害がどのように神経系に影響を与えるか、発表者なりの考えを述べたいと思う。
◎「めまいの鑑別と手技アプローチ法の考察」11:15〜12:45
伊藤彰洋DC(伊藤カイロプラクティックオフィス)
日本カイロプラクティック徒手医学会 副会長
めまいの訴えでカイロプラクティックを受診される患者さんは少なくありません。「天井がぐるぐる回る」「倒れそうになる」「ふわふわする」「気が遠くなる」、、などなど。その症状は多様で、家事や仕事に支障を来すこともしばしばです。臨床で良好な結果を出されている経験豊富な先生も多いと思いますが、なかなか治まらず手に負えないめまいも数多く存在します。中には命に関わる危険なものもあり、注意が必要です。本講は、めまいの発症メカニズム、その鑑別法、そしてカイロプラクターとしてどのようなアプローチができるか等、私の失敗談も含め講義致します。日々の臨床に役立てて頂ければと思います。
(平成27年2月3日掲載)
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