鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所
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急な首の痛み、チョット動かしても
ズキッとしてつらいものです。
いわゆる「寝違い」は、急性の頚部筋肉の挫傷です。寝ている時間だけに起こるわけではありませんが、朝起きた時に痛みを感ずることが多そうです。顔を左右上下に動かすとズキンとする痛みで、頭の芯まで響きます。
肩こりや頭痛のページで説明したような筋肉が関係します。特に背中から首筋に走るような痛みは頚板状筋、頭板状筋、頚腸肋筋、頚最長筋などが関係します。
原因としては、やはり筋肉の疲労ですね。前日にずっと上を見ていなかったか、寝転がって一方方向を向いて本を読んでいなかったか、等々。そして例えば起き上がる、振り返るなどで、それまで縮んでいた筋肉を急に伸ばしたり力を入れた時に、筋肉と筋を包む膜(筋膜)を傷めてしまいます。
その後徐々に炎症が進行して痛みが増してきます。ですから「チョット首をひねっただけ」と思っていたのが、炎症の進行と共に痛みが増して動かなくなってくるので、不思議に思うのでしょうね。でもやはり原因はあるものです。
残念ながら発症してから炎症が治まるまでの3日間は痛みが続きます。そしてその間に強い刺激は避けた方がよい。自分で痛むところを強くもんだり押したりはしないことです。また強い力や早さでひねるような治療はお受けにならない方が良いと思います。
では私はと言いますと、上に書いた筋肉を調べ、最も強く痛みを感ずるところ、つまり痛んでいる箇所には力を加えません。返って傷めてしまうからです。しかし同じ筋肉の他の箇所で硬くなっているところを緩めるような操作をします。また関係する筋肉の状態も調べ、傷んでいる筋肉に掛かる負担をなるべく軽くし、その筋肉が治癒に向かうよう促します。他に大きな問題がない時はだいたい3回ほどの治療が必要です。
むち打ち症でお悩みの方、多いですね。
「むち打ち症」は、少々難しい側面を持っています。症状としては頚部筋肉の挫傷と捉えて良いのですが、「事故による」という複雑な要素を持っています。
1)事故直後には無かった症状が、日が経つにつれて出てくることがある。この中には事故当日に撮ったレントゲンでは分からない骨折が、数日後にレントゲンで発見される事も含まれます。事故によって傷められた組織の中に炎症が徐々に進行し、症状が出てくるのです。また事故の時には無意識に身体を防御し力を入れますが、それが数日後に筋肉痛となって現れることもあります。
2)多くの人は症状の有る無しにかかわらず、事故の前にすでにいろいろな身体的な問題を抱えています。つまり「交通事故」後に生じた症状がすべて事故によるものではなく、以前から持っている問題を浮かび上がらせたり悪化させたりする場合があります。でもご本人は「事故の後から起こった」と思うでしょう。ですから回復までに長期にわたることもあります。
3)心理的なことなので推測の域を出ないのですが、「交通事故の被害者」の立場の時、加害者の方や事故の保険会社さんの対応の如何によって、回復の度合いに影響することがあります。つまり相手の方の対応に「不満」がある時、被害者の方は無意識でしょうが「被害者であろう」とするようです。それでなかなか症状を離さないことがあります。逆のことを言えば、加害者の立場の人や自損事故の方は、以外とすんなり回復することが多いように思います。
以上のことを踏まえれば、私が扱うことのできる交通事故やむち打ち症は、基本的に頚部筋肉の問題を解決すれば良いと思います。
股関節が徐々に変形していきます。
30代から50代の女性の方が、「足のつけ根が痛くて歩けなくなってきました」との訴えで来院されます。整形外科でレントゲン撮影による検査を受けて「股関節が変形してます」と言われますが、特に治療らしきこともなく、痛み止めや湿布薬のみの時もあるようです。また「特に異状がありません」との診断を受けることもあり、どうしたら良いのか困ってしまっています。
明らかに股関節に高度の変形があり「これは手術が必要かな」という方もいますが、変形があっても軽度であったり、変形そのものがほとんど無い方もいます。
歩行の状態や触診、動きの検査をして、私の守備範囲を超え手術が必要と判断した時は、その旨伝えます。
変形により多少動きに制限がある方でも何とか痛みを軽減できるのではと判断したり、筋肉や靱帯の硬さによるものであろうとなれば、施術の対象となります。
遠因として捉えておかなければならないのは、「先天性股関節脱臼」です。これは女の子に多く、幼児期に検査しますので、既に治療されていると思います。その後小学校や中学校で結構活発に運動をしていたりしていますが、やはり股関節に変形が残るのか、ある程度の年齢になると問題が出てくることがあります。
「直接の原因は何か」と言えば、主に骨盤から大腿骨に付着する筋肉群です。
大腰筋(これは腰椎から)、腸骨筋、大腿四頭筋(大腿直筋)、大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋が挙げられます。これらが緊張したり硬くなっていたりすると、大腿骨の骨頭を骨盤の寛骨臼というところに押しつけることになります。
そうなってしまう原因としては、座り方、特に女性では横座り(床に座る時、正座から左右一方へ両足を流す形)や、足組み(椅子に腰掛ける時いつも一方の足をもう片方の上に乗せる)があります。
また立っている時、片方の足に体重を乗せている、例えば子どもを抱くような時や立ち仕事で同じ動作を繰り返す時などがあります。さらに思わず倒れてしまった時など、大きく足を開くような形が股関節周囲を傷めてしまうことがあります。
身体の他の部位として、骨盤の状態や膝関節、足関節なども股関節の動きに関連しますので、チェックが必要です。
股関節の状態にはかなりの幅がありますので、ある一定の回数、期間でほぼ回復する方もいれば、少々変形が進んでいて定期的に施術が必要な方も、さらに手術の方が適切ではないかと思われる方もいます。やはり直接股関節の状態を調べ、また仕事や運動の状況、全身の状態なども関係しますので、一度ご来院頂くのが良いと思います。
顎関節の痛みは気になりますね
初めてのホームページ作成で、まだまだ不十分な内容となり、申し訳なく思っています。順次追加していきますので、またご覧頂きたく存じます。
ここでは掲載した諸症状以外に対応している症状を簡単に記しておきます。
1)いわゆる五十肩、肩関節の運動制限や運動痛
2)顎関節症、口を開閉する時の痛みや音(軋轢音)
3)変形性膝関節症、膝関節周囲の痛み
4)足首の痛み
5)足のシビレや痛み、椎間板ヘルニアの診断
6)背中の痛み
7)腰部脊柱管狭窄症の診断
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