鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所
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新年・清暖・穏和 令和四年 元旦
洗堰緑地から名古屋高速1号楠線越しに上る日の出
カワラヒワ、春を待つ(令和4年1月9日、明徳橋付近)
世界中がコロナウィルスによる感染と症状への対応に追われています。オミクロン変異株の強力な感染力により再び感染者が急増。感染および発症のリスクを下げる為の方策については、皆様よくご存じでしょう。後遺症も程度の差はあれ、いろいろです。その中で「慢性的な倦怠感」に対しては、多少なりとも手助けできるのではと思っています。肺の炎症による呼吸の苦しさと咳により、呼吸機能に関係する多くの筋肉が疲労していると思われるからです。胸郭や横隔膜、頚部、背部の筋肉の状態を改善し呼吸が楽になれば、より生命力が発揮できると思います。
球春近し(令和4年3月6日、万場大橋緑地野球場)
肩関節は肩甲骨(関節窩)に上腕骨(骨頭)が接しています。広い可動範囲があり、腕をあらゆる方向に動かすために多くの筋肉が関係しています。一面不安定にもなり、痛めてしまうことも多くなります。大胸筋や広背筋、三角筋が外側にある大きな筋肉です。この奥に回旋筋と呼ばれる棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋があり、無理な動きや繰り返しの運動で腱の部分を傷めてしまう、またその後に硬くなってしまうと、「腕が挙がらない」と言う症状、「五十肩」となります。改善にはこの回旋筋腱板をゆっくりと緩めるようにして行きます。日数はかかりますが、ほぼ回復します。
初夏の光、煌めく(令和4年5月3日、多治見市内土岐川河原)
厚生労働省の健康情報サイトによると、「1.長期間にわたり夜間の不眠が続き」「2.日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する」が認められたとき「不眠症」と診断されるとのことです。原因も多く隠れた病気によることもあるので、私では全てへの対応が難しいかもしれません。しかし少しでも改善を考えますと、後頭部から後頚部にかけての筋肉緊張に行き着きます。この緊張は脳へ行く血管を押さえ十分な脳機能が果たせなくなり、また交感神経の興奮に繋がります。特に上半身各部や顎関節の状態を把握し、後頚部がリラックスした状態になることを目指します。
コアジサシ(令和2年5月5日、名古屋市中村区)
暑中お見舞い申し上げます。
産経新聞で「片頭痛の痛み 実は想像以上に物凄い」という記事がありました。「片頭痛の痛みの程度は、出産の次で、骨折や腎結石を上回る」、「片頭痛は脳の疾患で、三叉神経系の活性化で神経伝達物質が放出され、炎症が起きて髄膜血管が拡張されることが原因となっている可能性がある」そうです。では、私ならば何をするかを考えてみますと、第一に三叉神経節に影響する顎関節機能の改善です。次に肩から頚部、頭部に付着している筋肉、特に胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、肩甲挙筋を診ます。最後に後頭下筋群の調整となります。頭痛にお悩みの方はご相談下さい。
秋空に心澄む(令和3年11月7日、多治見市永保寺)
膝関節は人体最大の関節であり、歩行やジャンプなどの動き、またじっと立っているなどの際には、体重や負荷を支えるという役目があります。そのため多くの筋肉や靭帯が付着し、運動と同時に体の安定に寄与しています。その中で膝蓋骨の内外側にある外側膝蓋支帯と内側膝蓋支帯は、膝関節の屈曲-伸展運動の指示靭帯としての役目があります。膝関節に障害を持っている人を調べると、この膝蓋支帯の固さがあり、屈曲・伸展の時に痛みや運動制限を生じさせると思われます。太ももの大腿四頭筋と共にこの膝蓋支帯の改善に努めています。
川面に幾何模様(令和4年1月9日、明徳橋付近)
烏口(うこう)突起は肩甲骨の一部で、前方に突き出た突起です。腕の付け根近くで鎖骨のすぐ下にあり、ご自分で触っても判るでしょう。この突起には烏口鎖骨靭帯、烏口上腕靭帯、そして小胸筋、上腕二頭筋(短頭)、烏口腕筋が付着しています。腕を使う時、回したり上に挙げたりする時、これらの靭帯や筋肉が適切に働くことが必要です。硬い状態ですと、挙げづらく痛みも出ます。ひいては肩凝り、首痛などにも関係します。この烏口突起の周りを丁寧に優しくほぐすことで、楽になることもあります。
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