鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所
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新年・恩光・養正 平成二十八年 元旦
伊吹山中腹から日の出を拝す
春を待つ(平成26年1月3日、海上の森)
肩関節の動きや上腕、前腕の働きを調べてきますと、上腕三頭筋の重要性に気づきました。これは上腕の後面にある筋肉で、主な働きは肘を伸ばすことです。また同時に肩関節の動きに大きな影響があります。ほとんどの人はあまり意識していないかもしれません。どちらかと言えば肘を曲げる働きをする上腕二頭筋(力こぶ)に向けています。三頭筋はこれに拮抗(きっこう)しますので、やはりかなり使われているのです。三頭筋の近くには正中神経、尺骨神経、橈骨神経という手の動きや感覚に関わる重要な神経が通っています。ですから上腕三頭筋の状態はこれらの神経に影響を及ぼすと考えています。
カラシナ(平成28年3月6日、内津川上流)
「坐骨神経痛」はよく話題になりますね。お尻から太ももの後ろ、そしてふくらはぎに痛みや痺れを感じる症状です。原因として「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」が挙げられます。しかしこれ以外にも同じような症状を起こす原因として、お尻や太ももの筋肉が硬くなり、筋肉そのものから痛みを生ずることがあります。また神経は筋肉の中を通っていますので、筋肉の硬さが神経を傷めていることもあります。ですからまず筋肉の状態を良くすることが必要です。次に傷んでいる神経を軽い圧でゆっくりと和らげる程度に刺激し、神経自体を回復させるようにしています。
シロツメクサ(クローバー)(平成28年5月1日、矢田川上流)
長く立っていたり歩いたりすると、踵の後ろや足底側にするどい痛みが生じることがあります。足底の筋膜や腱膜、靱帯が引き伸ばされることによると思われます。時にはレントゲンで「踵から骨がトゲのように出ている(骨棘)」と言われ、ビックリしてしまいます。これを改善するには、まずふくらはぎの筋肉(腓腹筋とヒラメ筋)を柔らかくしましょう。次にアキレス腱から足底へ軽く押していきましょう。この他にも股関節や膝関節、足関節、足底のアーチなどをチェックする必要があります。回復には最低2~3ヶ月程度はかかります。過度な心配をしないで下さいネ。
ミヤマアザミ(平成25年8月4日、伊吹山)
頭痛は本人以外はなかなか分からず、ツライものですネ。緊急を要する原因もありますが、徒手療法に適するものとしては、筋肉の過剰な緊張があります。天候や体調にも左右され、特に根をつめて手作業、事務仕事などをすると、その後に酷くなるようです。主な筋肉として肩から首や頭に行く筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、後頭下筋群、後頭前頭筋など)や顎関節に関わる筋肉(咬筋、側頭筋など)が挙げられます。これらの筋肉の緊張を解消することが先になり、次に頭部へ行く神経(大後頭神経、耳介側頭神経など)の状態を改善することが必要と思います。新たな一歩を踏み出すところです。
カワラナデシコ(平成28年9月4日、伊吹山)
腕を上げることはできるが、痛みを伴うということがあります。一般的な「五十肩」とはチョット違います。五十肩は痛みを伴って肩関節周囲が固くなって腕が上がらない状態です。この外側上腕筋間中隔を傷めていると上げることはできるのですが、物を肩よりも高く持ち上げるときなどにピシッと痛みが走るような症状を起こします。これは肩関節の奥から肘に向かっている筋間中隔というスジのようなものが固くなってしまい、力がかかる時に痛みを生じてしまうのです。この他にも多くの筋肉が上腕の外側にあり、区別をすることが難しく、丁寧に探していかねばなりません。長年の痛みはこの「外側筋間中隔」が原因かもしれません。
アケボノソウ(平成28年9月4日、伊吹山)
多くの人が一度や二度、足首を捻挫したことがあるでしょう。激しいスポーツをして、履き慣れない靴で歩いていて、でこぼこ道や思いも掛けぬ段差でころんで、などなど。足首の靱帯を傷め、痛みと腫れがしばらくは続きます。それでも一、二カ月もすれば、それなりに痛みも引き、歩けるようになります。でも、本当に「治った」のでしょうか。実は痛みがなくなっても足の筋肉や靱帯が硬くなってしまっているのです。それが小学生の時でも、ずっと残っていることがあります。それが歳をとってから腰痛や膝痛、足全体の痛みなどを引き起こすことがあります。足首は大事です。きちんと治しましょう。
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