鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所

スズキ・カイロプラクティック

愛知県名古屋市西区城西3−21−17 離屋会館1階

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「きケンじ−シン」チャン セミナー

筋肉・腱・靱帯そして神経 Muscle-Tendon-Ligament & Nerve

「きケンじ−シン」チャンセミナーの開催は休止いたします。
内容についてご興味のある方は、セミナー質問からお問い合わせ下さい。
(令和02年1月21日)

セミナー開催についての思い

1981年12月にパーマーカイロプラクティック大学を卒業し、翌82年2月から臨床に携わり、早くも37年の年月を数えることとなりました。私もご多分に漏れず、自分が辿ってきた道を何某か伝えようとの気持ちが生じてきました。それが果たして意味のあるものなのかどうか、判然としません。しかし現在日々の臨床で使っている検査法や療法があながち「効果がない」とも思っていません。その内容をお伝え、お教えすることが受け取る人にとっては意味を持つやも知れないと思い、セミナーの形を取ることにした次第です。

巷には溢れんばかりの「健康情報」があり、また種々の療法を行う数多くの治療所、施術所があり、はたまた治療家向けのセミナーが花盛りです。その中で果たしてどの程度の人がご興味を持つものなのか、全く不明です。私の行っていることはいたってシンプルで、人の目を引くようなことはないでしょう。奇跡を起こすこともなく、極めて解剖学や生理学に忠実に、しかしながら丁寧に療を施していく。ただそれだけです。それでも長年体の不調で苦しんでいる皆様に喜んで頂いている、これについては少しばかり自信があります。

私は神様の存在を信じています。でも神様は人に奇跡を起こさせることは許していない、と思っています。また「物理学は神様が創った」のであり、人が生きる場には物理的な限界があると思っています。ですから解剖学や生理学など物理学を基礎とする世界の中で人が生きるとき、人はそこから出ることはできません。しかしまだまだ探求すべき、微細な作用を人間は把握しきっていないと思っています。ですから徒手療法においても、体全体をより詳しく細かく検査し、それらの中にある障害を取り除くことに精進する必要があります。

まだまだ未探求、未開発な内容ですが、自分の年齢を考えるとそろそろ「まとめ」に入らねばならないと考え、セミナーを開催しつつまとめていこうと思っている次第です。

平成30年11月18日
「きケンじ−シン」チャンセミナー主催
鈴木喜博

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「きケンじ−シン」チャンセミナー 第2期を終えて

平成30年11月に「きケンじ−シン」チャンセミナー第2期を終了しました。2年半前の第1期の開始から現在までの間、いろいろ気付くことがありました。今後に向けて少しまとめておきたいと思います。
「筋肉の状態を改善」することにより「筋骨格系の障害の回復を目指す」という基本的な考え方が、おおむね効果的と実感しています。

筋肉の状態を調べる検査法として「筋伸張検査」を行っています。必ずしも全ての筋肉に対して適応できるわけではありませんが、関節のいろいろな動きを複合して行うと、筋肉の「伸びにくさ」が把握できます。この検査法に加えて、やはり筋肉自体への触診は重要です。

これまで腱は骨と繋がる筋肉の単純な「付属物」と思っていたのですが、それ以上の役割を担っていることを勉強しました。筋肉の急激な収縮や伸張に対して、腱はバネ状の内部構造によって力を吸収しています。そして構造の変化からエネルギーを用いることなく力を出すことができます。いわば「筋腱複合機能体」と呼ぶべきでしょう。

靱帯は、骨組織に最も密着した軟部組織であり、回復が難しいと思われます。筋肉は細胞で構成され、かなり高い再生能力があります。しかし腱や靱帯は線維芽細胞により作り出される線維性の組織であるため、再生に時間がかかると思われます。

そして筋肉、腱、靱帯はそれぞれ内膜、周膜、外膜などの結合組織により束ねられ、血管はこの結合組織の中を通る。組織の回復には血流が最重要な条件ですので、いかに血管および血流を確保するかがポイントとなります。私は施術に「横撫で法」を用いています。他にも多くの物理療法による方法があると思いますが、触診をしつつ「横撫で法」により直接組織の状態の変化を捉えることが重要ではないかと思います。

筋肉や腱、靱帯、そして周囲の組織の柔軟性が回復すると、何が起こるか。先に書きました血流は勿論の事、神経系との連絡も改善されるでしょう。筋肉や腱が固くなっていれば、運動神経による「筋肉、収縮しろ」という指令は充分に達成出来ません。また種々の感覚器からの感覚信号は、受け取る中枢神経系にとって必ずしも「正確」でなくなることもありそうです。筋組織が柔軟性を回復すると、神経系との連携がよりスムーズに行われるのではないでしょうか。もちろん「痛み」が減ることが重要です。

「きケンじ−シン」チャンセミナーとチョット変わったネーミングをしました。徒手療法においては、まず筋肉の起始・停止・筋腹そして腱をしっかりと捉えることが必要です。これらが解ると関節周囲にある靱帯との区別が可能となります。次に末梢神経系においては、その走行を捉えることになります。筋肉の位置と形状を知らなければ、末梢神経の走行を探ることはかなり困難でしょう。

最近特に感ずることは、「人体は全体で一つ」であることです。症状は腰であったり、首であったり、四肢であったりしますが、その箇所だけ単独で障害があるのではありません。必ず他の部位が関係し、全身におよびます。一つ例を挙げれば、上肢に挙上制限があれば、広背筋から胸腰筋膜を介して骨盤に繋がるため、腰部や下肢の影響を受けています。

当セミナーは約2年、全12回という長丁場のセミナーです。第2期では筋肉、関節、神経叢と末梢神経の走行、そして各組織の解剖学と生理学などの講義を行いました。加えてワークショップによって触診技術の向上、「横撫で法」による施術効果の確認など、多くの事を習得することになります。1回1回のセミナーで得たことをご自身の臨床に役立てながら、徒手療法の醍醐味を実感して頂きたいと願っております。

平成30年11月21日
「きケンじ−シン」チャンセミナー主催
鈴木喜博

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ごあいさつ

鈴木喜博
資格
  • 昭和51年柔道整復師免許取得
  • 昭和53年東京理科大学卒業 理学士
  • 昭和56年DC学位取得

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