鈴木ほねつぎ/鈴木整体研究所

スズキ・カイロプラクティック

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コラム 駄弁港

平成27年(2015年)

第001便 「治る」という言葉 その1  3月 1日出港

「治る」という言葉には、どんな意味が込められているの?
皆さんが一番気になるのは「治る」かどうか、ですね。ではこの「治りますか」というお尋ねにはどんな意味が込められているのでしょうか。私が扱う腰痛や肩凝り、手足のシビレや関節の痛みなどでは、「痛みやシビレがなくなる」、「不自由なく動かすことができる」、「辛くなく生活できるようになる」との気持ちと思います。そしてできれば「再びつらい思いをしなくても済む」、「元の通りになる」を含んでいるでしょう。

「自然治癒力」が発揮されれば
では、筋肉や神経、関節、骨を形作っている「組織」が「治る」には、どのようなことが起こっているのでしょうか。大雑把に説明しますと、傷んでしまった箇所が除去され、新しい細胞や線維、血管などが作られて、再び以前と同じような状態になることです。理想的に進めば、症状は消え去るはずです。いわゆる自然治癒力が発揮され、痛みや他の症状がなくなり、組織は再びその働きを取り戻すことができるようになります。

ではなぜ治らないの?
「自然治癒力」は人間に限らず、すべての生物に備わっているはずです。でも多くの人が「症状」に苦しんでいます。なぜでしょうか。今回はカイロプラクティックの基本的な考え方を説明してみます。

まず体中の機能を支配している脳からの指令は、神経線維の束である脊髄(せきずい)を伝わります。次に脊柱(せきちゅう)から椎間孔(ついかんこう)という出口を通り、末梢神経系として体中に伝わります。この椎間孔が狭くなると神経線維に圧が加わり、指令が滞ることとなり体の不調が生ずる、と考えています。同様に体の各部からの感覚も椎間孔を通って、脊髄から脳に情報として伝わります。その伝達も滞り、脳は正確な情報を得ることができなくなります。また神経自体が圧力により傷み、痛みやシビレ感も生じるでしょう。

そのためこの椎間孔の状態を良くする必要があります。簡単に言えば、この孔の大きさを適切な状態にしなければならない。この孔は左右両側にありますので、片方だけを大きくすれば、もう片方は狭くなってしまいます。例えば背骨(正確には脊椎)が傾いていたり捻れたりすると、片方の椎間孔が狭くなります。ですから左右同じにする、つまり「背骨を真っ直ぐに」すれば左右揃うことになり、一応適切な位置ということになります。

どうして椎間孔が狭くなってしまったの?
この原因として、姿勢や仕事、スポーツで体の片側のみをより多く使ったり、負担をかけたりした結果が考えられます。筋肉的な作用です。

次に食べ物や薬により内臓に負担がかかり、内臓から背骨の周りにある筋肉への反射的な作用が緊張を引き起こす可能性もあります。

また、心理的な状態も関係します。例えば落ち込んだり悲しみに暮れたりすると、脳から筋肉へ行くべき正常な指令が少なくなってしまう。その結果筋肉には適切な張りがなくなり、その状態が長引けば固定されたような状態になります。逆にいつもイライラし怒ってばかりいると筋肉の緊張が高まり、これも背骨へ影響を及ぼします。また自律神経系にも影響し、血流の低下から筋肉の回復を妨げることになり、疲れから回復することが難しくなるといったことにもなります。

他には交通事故に代表されるような、外傷性の障害があります。強い力が背骨にかかり、関節や筋肉を傷めてしまうケースです。また手足のケガも時には大きな原因になります。足を傷めれば、そちらの足に体重をかけることができなくなり、体は傾きます。片方の手であれば、もう片方をより使うことになるでしょう。

このようにして背骨の周囲にある筋肉、特に脊柱起立筋に左右の固さの違いが起こり回復できないままになると、片側の椎間孔が狭くなった状態になります。そして神経系の伝達が悪くなる。その結果として神経自体に変化が起こり、痛みや痺れが生ずることになるというわけです。

どうすれば良くなるの?
今まで述べてきたように、椎間孔の大きさを適切にすればよい、ことになります。それを達成するため、カイロプラクティックでは筋肉が固くなり動きの悪くなっている背骨の場所を探し出し、正常な位置からどのように移動しているかを調べ、関節の方向などを考慮しながら力を加減しつつ、正常な位置と動きを安全に回復させようとします。

これで十分なの?
ただ今回の最後に申し加えなければならないこととして、今までの内容は最も基本的な考え方や方法です。私の経験では、とてもこれほど理想的な展開とはなりません。今後さらに少し詳しく私の考えを説明していく予定でおります。              (続く)

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